2025年11月。
那覇を訪れた際に、沖縄在住の友人に連れて行ってもらったお店がとっても良かったので、こちらでお伝えしたく記事にしてみました。
目次
久茂地にある「味まかせ けん家」。県庁前駅と美栄橋駅の間くらいにあります
今回ご紹介したいお店は、本格的な沖縄料理がいただける「味まかせ けん家」さん。
けん家さんがあるのは那覇市内の久茂地。ゆいレールの県庁前駅と美栄橋駅の間くらいに位置します。
そもそも今回沖縄にやってきたのもダイビングのため。
今回は珍しく那覇滞在だったので、沖縄本島在住の友人を夕食に誘ったところ、仕事終わりにわざわざ沖縄市から車を飛ばして那覇まで来てくれたのです。
その友人が「行ってみたいお店がある」と言うので、来店前に電話を入れて伺ったのが今回のお店「味まかせ けん家」さんでした。
駐車場はお店の周辺にあるコインパーキングを利用
今回は友人が私の滞在しているホテルまで車で迎えに来てくれたので、そのまま車でお店へ。
お店の向かいにあるコインパーキングに駐車しました。
車でお越しの方は少ないかもですが、お店の周辺にはコインパーキングがたくさんあるので駐車場に困ることはないと思います。
地元の人に愛されている沖縄料理を提供する居酒屋と聞き、期待値が一気に上がります。

暖簾のメニューがもう…。アガるやん?
お座敷席とカウンター席がある店内は平日にもかかわらずほぼ満席
電話で伺っていた通り、お座敷は満席なのでカウンター席に案内いただきました。
混雑していたので店内の写真は撮っていませんが、伺ったのは平日(水曜日)にもかかわらず満席で活気に溢れています。それでもやかましくて話がしづらいということは全くなく、何とも居心地の良い空間。
まずはメニューを手に取ってみます。
オール手書き、しかも縦書きのメニューが味わい深い☺️
お馴染みのメニューから聞いたことがないメニューまで。

黒板の「おすすめメニュー」も気になる木🌳
あと写真は撮りませんでしたが、カウンターには海ぶどうが水槽で栽培?飼育?されていました。こんなの初めて見た!

沖縄料理の定番モノと初見のメニューをいくつか注文してみる
着席してまもなくお通しが運ばれて来ました。
友人と久々の再会ということもあり、話に夢中で詳細を覚えていませんが、野菜とキノコと豚肉の炊合せだったと思います。具だくさん。そしておいしい。
お通しのレベルの高さのおかげでお料理の期待値が更に上がります。
友人は運転があるのでノンアルコールビール、私はさんぴん茶で乾杯!

お待ちかねの1品目がやってきました。
『てびちの煮込み』です。豚足の煮込みですね。
写真では伝わりづらいですが、お箸で崩れるくらいにトロトロホロホロに煮込まれた柔らかいてびちは絶品✨
付合せの焼き豆腐とレタス?も良い感じに煮込まれていて美味です。
沖縄在住の友人曰く、てびちはお店によってトロトロでもあとで胃もたれするような脂っぽいものもあるとのことですが、こちらは胃もたれ知らず。
こんなのあったらビール飲みたいだろうなぁ。友人ごめんよー💦

2品目『ソーメンチャンプルー』が運ばれてきました。
正直な第一印象は「具が少ない…」🥺
で、す、が!!
これが食べてビックリ、めちゃくちゃおいしいやないかーい!!まずね、シンプルな見た目とは打って変わって、お味が深いのなんの!魚っぽいお出汁が感じられお箸が止まらん。しかも、麺は部分的にカリッと焼き付けられていて香ばしい!
私の知っている、野菜とちょっとのお肉をごま油で炒めた柔らかいそうめんのやーつとは全く別物でございます。
ひとりで一皿かき込みたい気持ちを抑えつつ、友人と仲良く半分コ😊

この2品を平らげた時点で、私たち気づいてしまいました。
「このお店、大当たりじゃない??」
こんな素晴らしいお店をブクマ保存していた友人に感謝!!
ってことで3品目は『ナーべラーのみそ煮』。ナーベラーとは沖縄の方言でヘチマを指します。
私はナーベラーを調理した経験がないのですが、友人はスーパーでよく購入してこのような炒め物を作っているらしい。
スパムと焼き豆腐を一緒に炒め煮したもの、という感じです。このナーベラーもトロットロなのよ。うんまい!白米欲しい!!

4品目は『ジーマーミー豆腐』。ジーマーミー豆腐大好きマンです。
いつも「ジーマミー」と呼んでおりましたが、けん家さんのメニューには「ジーマーミ-」と表記されておりましたので、敬意を払ってジーマーミー豆腐とお呼び致します。
こちらは自家製なのかしら?舌に吸い付くようなモッチリ触感のほんのり甘い優しいピーナッツのお豆腐。旨すぎる!
あとね、私、海ぶどうも大好物なんですが、友人は海ぶどうに全く興味がない人なので注文すべきか否か悩んでたんですよね。
そしたらなんとジーマーミー豆腐の添え物として海ぶどう様がサプライズ登場!!贅沢過ぎる!

5品目は『ひらやちー』。チヂミみたいな食べ物。沖縄では平たく焼いたものを『ひらやーちー』と呼びます。
これまで「ひらやーちー」だと思っていましたが、けん家さんのメニューには「ひらやちー」と書かれていたので、こちらは『ひらやちー』ということで。
形はややいびつですが、ニラとネギだったかな?が入ったカリっとモチっと。おいしいひらやちーでした。

でね、6品目のこちらが衝撃だった『ターンムのでんがく揚げ』。ターンムとは沖縄の特産品である田芋のこと。
沖縄在住の友人からの事前情報もあり、田芋が出てくることは想定の範囲内。ただ、お味噌が塗られたいわゆる「田楽」だと思っていたので、提供された謎の丸い揚げ物に思わず2人で言葉を失う。想像してたものと全然違う・・・。

あまりにワケ分からんものが出てきたので、思わずGoogle先生に聞いてみた
「ターンムディンガク」は田芋をきんとんのように甘く練り上げた料理
※農林水産省「うちの郷土料理」より抜粋
一般的に知られている田楽ではなく、田芋を茹でて柔らかくなったところにお砂糖やみりんを加えて弱火でゆっくり練り上げて作るお餅みたいなお料理。「沖縄風きんとん」だそう。けん家さんでは、それを丸めて油で揚げているんです。甘い味付けにも驚いたし、食感もプニプニで一瞬脳がバグりますが、これまた美味!!
初めて食べたターンムでんがく、すっかりハマってしまいました。
最後の7品目は(よぉ食べるなw)、『フーチバージューシー』。フーチバーは沖縄料理の薬味としてよく使われているヨモギの一種「ニシヨモギ」のこと。
ジューシーってあの炊き込みご飯みたいなやつじゃないの?と思ったら、なんとこちらのフーチバージューシーはお味噌仕立ての雑炊!雑炊にフーチバーと溶き卵が入っていて、さらにバターのトッピング!
さっきのターンムのでんがく揚げに引き続き、このフーチバージューシーも初めてお目にかかりました。
沖縄では飲んだ後の〆のお料理としてフーチバージューシーをサラサラといただくようです。溶き卵とバターも良い仕事してますね。これもおいしかった!!

これら全7品のお料理+ノンアルコールビールとさんぴん茶3杯でお会計が7,500円!安くない??
まとめ。本格的な沖縄料理がリーズナブルにいただける地元の人たちに愛される再訪必至のお店でした
ということで、那覇の久茂地にある沖縄料理居酒屋、味まかせ けん家さんのご紹介でした。
私はダイビングで沖縄を訪れる機会が多く、沖縄料理も相当食べている方だと思っていたのですが、まだまだ知らない沖縄料理があるんですね。今回は沖縄在住の友人ですら知らないお料理にも出逢えて、しかもどれも本当においしくて、感動しました。
平日にもかかわらず、店内はほぼ満席。しかも観光客らしき人は私以外見当たらず、地元の人たちがお座敷で楽しそうにお食事していらっしゃいましたね。
お料理の提供時間はややゆっくりめではありますが、そこは沖縄時間ということで。店員さんの接客も感じが良かったです。
なお、店内では喫煙も可能なようで時々タバコの煙が流れてきたりしますので気になる方はご注意下さいませ。
まだまだ気になるメニューもあるので、次回那覇ステイの機会があれば再訪しようと思っています。
どなたかの参考になればうれしいです。最後までお読みいただきありがとうございました。
『味まかせ けん家』
住所:〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地2丁目6−12
電話:050-5484ー3789
営業時間:17時~23時30分
定休日:日曜日
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