那覇から高速船でわずか35分で行ける「渡嘉敷島」へ行ってきました。
沖縄本島とは違う、真っ青なケラマブルーの美しい海が堪能できる渡嘉敷島。アクセス方法、日帰りで何ができるか等、渡嘉敷島の魅力を交えてご紹介します!
目次
渡嘉敷島ってどこにあるの?那覇から日帰りできちゃう場所にあります
「渡嘉敷島という名前は聞いたことあるけど、どこにあるのかよく分からない」
実際私がそう思ってたので、渡嘉敷島について簡単にご説明を。
渡嘉敷島(とかしきじま)は、沖縄県島尻郡渡嘉敷村に属する島である。那覇
の西方約30kmに位置し、慶良間諸島の東端にある。*wikipediaより抜粋
下記地図の赤い四角で囲っているところが国立公園にも指定されている慶良間諸島。
慶良間諸島周辺の透明度の高い海の美しさはケラマブルーと呼ばれ、世界中から観光客やダイバーが集まってきます。

*Google mapより抜粋
その慶良間諸島最大の島が渡嘉敷島です。最大と言っても周囲25キロメートル。
ケラマブルーの海を求めて、まだ観光客が少ないであろう3月の終わりに行ってまいりました、渡嘉敷島へ!

*Google mapより抜粋
渡嘉敷島までは高速船で。わずか35分で行けるので日帰り旅も余裕です
- 那覇空港から陸路で泊港(とまりこう)、通称:「とまりん」へ向かう
- とまりんから高速船、またはフェリーで渡嘉敷島へ
泊港(以下、とまりん)へは、那覇空港からバス、タクシーで行くことも出来ますが、私はゆいレールを使いました。ゆいレールの美栄橋駅から徒歩15分くらいで到着します。
朝8時過ぎ、美栄橋駅に到着。この日は朝から本当に良いお天気でした。

美栄橋駅からとまりん目指して歩いたのですが、とまりんの前で写真撮り忘れた・・。ということでこちらは対岸から撮ったお写真。フェリーが何隻も停泊しています。
とまりんの敷地はかなり広く、乗船場所も船によって違うので時間に余裕を持って来た方が良さそうですね。

先ほども申し上げましたが、とまりんから渡嘉敷島行きの船は下記の2つ。
- 高速船(マリンライナーとかしき)
- フェリー (フェリーとかしき)
【高速船:マリンライナーとかしき】は渡嘉敷島まで35分

【フェリーとかしき】だと渡嘉敷島まで1時間10分

*上記は渡嘉敷村公式サイトより抜粋。 2018年3月現在の情報です
3月の時点ではまだまだ席に余裕がありますが、ハイシーズンは人気のため予約必須です。特にマリンライナーとかしきは席数も少ないため早めの予約をオススメします。2ヶ月前から予約できるようです。
私は日帰り旅でなるべく長い時間島に滞在したかったので、往復マリンライナーとかしきを事前に予約しておきました。
とまりん内の「マリンライナーとかしき乗船券売り場」へ向かいます。とまりんの敷地内に入ってから結構奥まで歩きました。
*フェリーとかしきの乗船券売場はとまりん入口から結構近かったです。

マリンライナーとかしきの乗船券は出航の1時間前から販売開始です。

こちらの申込書に記入します。
事前予約してある場合は、予約完了メールに記載されている予約番号も記入しましょう。

国立公園内ですので乗船料金に環境税100円が含まれています。
こちらは料金表。往復券を購入した方がお得ですね。

こちらが往復乗船券。往路券・復路券がミシン目で繋がっています。

本日お世話になるマリンライナーとかしき。

渡嘉敷島に向けていよいよ出航!日帰りで行けるから身軽です
出航時間の30分前。乗船開始です。係の方に往復券を渡すと往路券だけちぎって復路券を返却してくれます。復路でこの券が必要になりますのでなくさないように気を付けましょう。(私は大事にしまい過ぎてどこ行ったか分からなくなるタイプ)

乗り込むとそこは2階のデッキ。席は1階、2階ともすべて自由席となっているため早い者勝ちです。一旦、2階席に着席したものの、少し寒そうだったので

1階へ移動しました。こちらは広々。空調も効いています。

まだシーズン前ということもあり、ガラガラでした。

観光バスの座席よりちょっと広いくらいのシート。快適です。
窓側は席によってエアコンの風が直接あたるので羽織ものがあると良いです。
往路は進行方向向かって左側の席は午前中日が射してきます。復路は右側が。
日焼けを気にされる場合はその点も考慮して座席を選びましょう。

出航時間の9時になりました。行ってきまーす!
この日は風がなかったためほとんど揺れませんでしたが、風があると結構揺れるらしいです。心配な方は予め酔い止めを飲んでおくと良いかもしれません。

朝早かったんですぐ気絶。「もうすぐ渡嘉敷到着です」のアナウンスで目が覚めました。船尾からの眺め。気持ちいい!!!

渡嘉敷島に到着。日帰り旅にはレンタルバイクが便利です!
35分間の乗船で渡嘉敷港に到着!

慶良間諸島初上陸です!港の駐車場にはお迎え、お見送りのバスや車が。
私もレンタルバイクを予約していたので、レンタルバイク屋さんがお迎えに来てくれていました。

車に乗って2分で到着。かりゆしレンタサービスさん。「民宿かりゆし」に併設されています。

50ccの原付を1日借りました。閉店の17時まで借りて2,500円。返却時に走行距離に応じたガソリン代を支払うシステムです。ということで返却前にガソリンを満タンにする必要はありません。
自転車も借りれるようですが、渡嘉敷島はとにかくアップダウンが激しいのでよほど体力に自信がおありの方でないとしんどいと思います。

この日お世話になる機材笑。原付を運転するのは人生初体験でしたがすぐに慣れました。ヘルメットを装着して安全運転で参ります!しゅっぱーつ!

最初に目指したのは、阿波連(あはれん)ビーチ。
チラッと見えた渡嘉志久ビーチ
ノロノロ運転で阿波連ビーチを目指し走り始めて10分ほど。坂を上っている途中にすごい色の海が!!!( ゚∀゚)
これがウワサのケラマブルーかー!渡嘉志久(とかしく)ビーチです!
高台から見下ろす渡嘉志久ビーチ、美しすぎる・・・。スタートして10分で早速休憩です。

うっとりです。ウグイスが鳴いてる~ ♬︎

阿波連ビーチ
渡嘉志久ビーチも気になりますが、こちらは後回しにして通り過ぎ、最初の目的地、阿波連ビーチに到着しました。看板発見。

ビーチに出る前に展望台から見下ろしたい。ということでビーチ入口右手の階段をのぼります。

日頃の運動不足が・・・。ゼーゼー

展望台が見えてきた・・・ゼーゼー

きゃーー!阿波連ビーチが

180度

見渡せます!風が気持ち良い・・・
ゼーゼー_(。⊿°」∠)_

展望台からの眺めを堪能した後は、今来た道を下り先ほどのビーチ入口へ戻ってきました。アーチになっていてワクワク感を煽ります。

良き雰囲気の

のどかなビーチ・・・

振り返るとこんな感じ。あっち側の方がお天気良さそうなので移動します。

ひゃーーー!

この色!

この透明度!!

サラッサラの白砂にサンゴ・・・

キレイ・・・貝殻も落ちています。
国立公園ですので貝殻などの持ち出しは禁じられています

阿波連ビーチ、ヘブンやん。
しかし、ヘブンにいてもお腹は空く・・・

お楽しみのランチのお時間です
ということで原付はビーチの駐車場に停めたまま、歩いて5分くらいのこちらにやってきました。
「喰呑屋バラック」さん。

ランチ営業もしている居酒屋さんです。

こんにちは~♬
こちらがランチメニュー。お水はセルフサービスです。

カウンター席に着席。正面のメニューは夜のみの提供。

良い雰囲気です。この時期は空いてますが、ハイシーズンはすぐ満席になるらしいです。

野菜そばにしました。いただきます!

ちょっと太めの麺。おいしかった・・・。ごちそうさまでした♪

再び阿波連ビーチへ
食後のお散歩。先ほどの阿波連ビーチ。さっきはビーチの右端にいたので左端に来てみました。

はぁ・・・

砂もサラッサラ!入りたい・・・

入ったった・・・。水はちょっと冷たいですが、泳いでる人もいました。ここでシュノーケリングしたいですね~
しばらくこちらのビーチでぼんやりしてたのですが、なんせ日差しが強い!
顔面がヒリヒリしてきたので撤収します。

原付停めてる駐車場に戻る道中、ニャンコが数匹。

んんんん???ニャンコがわらわらおる!ご近所の方がエサをあげてるようでした。

黄色い子に見つかった・・・。フンフンと匂いをかがれました。生臭いか?サメだけに。

あ。こちらのお店も人気店のようですね。原付の下も含め、すでに4名が並んでいらっしゃいます。

アイスコーヒー飲みたい・・・と思っていると、お向かいのお店のご主人から声をかけられました。
ご主人:「おねーさん、今自分がどこにいるか分かってる?」
ぬ:「わ、分かってますよ・・?ここは・・・阿波連ビーチです!ドヤッ(‘ω’)」
ご主人:「正解!今からどこ観光に行くの?」
ぬ:「とりあえず阿波連ビーチ見たんで、もうちょっと南下してみようかと思ってるんですが、どこかオススメの場所あります?」
ちょうどお店前の自販機に渡嘉敷島の地図があり、ご主人はご丁寧に色々教えて下さいました。

今いる阿波連ビーチが赤丸のエリア、ご主人のオススメは島をずっと南下した青丸のエリア、阿波連園地周辺とその展望台とのこと。

そちらに出向く前にこちらのお店でしばし休憩させていただきました。コーヒーとサーターアンダギーをテラス席で。ニャンコがずっと私の足にスリスリしながらサーターアンダギーを狙って来るので「さすがにこれはあかんで」となだめつつ完食。お会計、なんと150円!「アンダギーはサービスだよ♬^^」とご主人。ありがとうございます!ごちそうさまでした。

阿波連園地へ向かいます
さて、原付に乗って阿波連ビーチからさらに南下します。
阿波連ビーチを高台から。この美しさ、言葉になりません。飛び込みたい!

アップダウンとカーブの強い道を30分ほど走ると、先ほどのご主人がおっしゃっていた阿波連園地に着いたようです。トイレが目印って言ってたな。きっとアレだな。
駐車場に原付を停めて奥に見えるビーチに降りてみます。

わぁ・・・ここもキレイ・・・。人もまばら。

同じようなお写真ばかりで恐縮ですが。

海はいいよにゃ~。
展望台に行ってみます。道中こんな看板をちらほら見かけました。田舎で野生児として育った私ですが、この看板を見たあとにヤブの中でカサカサカサッ!と聞こえるとさすがにビビります。早足で進みます。ゼーゼー。

正面に見えるあの岩の辺りが展望台。奥は全部海のようです。ワクワク!

ひゃーーーー!

東シナ海を一望!

歩きやすそうな岩場だったので、なだらかなところを見つけつつゆっくり降りてみました。

水の透明度が高いため、干上がっているようにも見えますがそうではありません。

岩の裏側とかいろいろ潜んでそうで覗いてみたい衝動にかられます。この色たまらん!

ちょっとずつ場所を移動しつつ阿波連園地を堪能。元来た道を戻ります。奥に見えるあの坂を下って来たんだな。

駐車場手前にある東屋。先客がいらしたので立ち寄りませんでしたが景色も良くて風も気持ちよい、最高の休憩ポイントですね。

北上して渡嘉志久ビーチへ
最後の目的地、渡嘉志久ビーチへ向かいます。
ちょっと陽が傾いてきました。気温も少し下がってきたようです。

とうちゃこ♬

渡嘉志久ビーチです!今日まわったビーチの中でここが一番水が温かかったです。
この日も普通に海水浴できそうでした。こちらは渡嘉敷島のビーチでウミガメ遭遇率No.1なんだそうです。泳ぐ準備してこなかったことが心底悔やまれる!

のどか・・・。写ってませんが地元の人がシュノーケリングしてました。

こちらもサンゴがびっしり。

喉が渇いたんで近くの喫茶店でマンゴージュースを。
ちょっとお腹が空いて来たんですが、現在16時前。ランチ時間は終わってるしディナー時間はまだ。

お腹が空いたので再度阿波連ビーチエリアへ
ってことで、また阿波連ビーチの方まで戻ります!食事のためならフットワークも軽い。
おやつに訪れたのは阿波連ビーチ近くのこちら。「カフェ島むん」さん。

こじんまりしたお店ですが、テラス席もあります。

こんにちは~♬

なんか落ち着く・・・

16時ですね。おやつ食べて17時までに原付返却しなければ。

メニューをお願いすると、マスターがこんなボードを手渡しして下さいました笑


マルゲリータにしてみた。おやつなのか何なのかよく分かりませんが。おいしそう!いただきまーす!

ウマウマ♪ 薄めのパリパリ生地。好みのやつ!トッピングのフレッシュプチトマトは想像の10倍熱かった!!でもおいしい!ひとりで1枚ペロっと完食です。

お店の裏ではヤギさんがお食事中でした。ほんとにメェェェェェって鳴くんですね。

渡嘉敷港へ帰ります。滞在時間8時間、日帰り渡嘉敷島旅はこれでおしまい!
さて、帰ります!原付返しに行きましょう。
民家の脇を走っているとこんな景色がちらほら。癒されます
レンタサービスかりゆしさんに到着。本日25km走行したのでガソリン代として320円を最後にお支払い。原付旅良かったなぁ。どうもありがとうございました!

帰りは歩いて5分ほどで渡嘉敷港到着。

17時半出航のマリンライナーとかしきで那覇のとまりんへ戻ります。案の定、復路の乗船券を探すことに!無事見つかりましたが汗ばむ。

乗船して席に着いたらすぐ気絶。18時過ぎに那覇のとまりんへ帰ってきました。

夕陽が美しい!お天気にも恵まれ、滞在時間8時間、大満足の日帰り渡嘉敷島旅はこれにて終了です!

まとめ:渡嘉敷島への日帰り旅は十分可能!1日でもケラマブルーを堪能できます
那覇から高速船・フェリー利用で日帰りで行ける離島。今回は渡嘉敷島へ行ってきました。ケラマブルーと呼ばれる真っ青な海は一見の価値あり。これは本当に感動します! 以下、まとめです。
- 那覇から高速船の利用でたったの35分で行けちゃう。日帰りでも8時間滞在できます!
- 島内を効率よく堪能するならレンタルバイクがオススメ!(ハイシーズンは事前予約を)
島内は車通りも少ないですし、バイクでゆっくりのんびり運転していても煽られたりすることはありません。ご自分のペースでのんびり島巡りができますのでぜひチャレンジしてみて下さいね!
ぬるまゆのぬるっと飛行機旅

