渡航規制が徐々に緩和され、海外へお出かけされる方もずいぶん増えてきましたね。
ついに私も2022年12月に(約3年ぶり!)日本を脱出し、タイのプーケットに行ってきました。
現在タイは入国時ワクチン接種証明書も陰性証明書も必要ないので、日本のパスポートさえあれば誰でも入国できるようになっています(*2022年12月現在)。
(1)タイ入国時のワクチン接種証明書又は陰性証明書の提示は不要。
(2)日本を含むビザ免除国/地域からの渡航者の滞在可能期間を30日から45日に延長(2023年3月末までの措置)。
※在タイ日本国大使館の公式ウェブサイトより抜粋
そして帰国時、日本入国時の検疫措置として有効なワクチン接種証明書をお持ちの渡航者は、それをVisit Japan Web(入国手続きオンラインサービス)にアップロードすることで滞在国出国前の検査等が省略できます。
しかし、有効なワクチン接種証明書を持っていない渡航者(つまりワクチン未接種者、もしくは接種回数3回未満の者)は、滞在国出国前72時間以内に現地でPCR検査を受け、医療機関が発行した陰性証明書(日本の厚生労働省指定のフォーマットのもの)を検疫所に提出する必要があります。
私は諸事情によりワクチンが接種出来ないため、日本入国にあたりタイはプーケットのクリニックでPCRを受検してきました。
一連の流れは以下の通り。
- PCR検査を受けるクリニックを予約
- クリニックに来院して受検の手続き・支払いを行う
- PCR検査を受ける
- 結果を受け取ったら直ちにVisit Japan Webにアップロードする
今回は実際の経験を元に順を追って説明して行こうと思います。
目次
①PCR検査を受けるクリニックを予約 パトン地区のザ・ツーリストクリニック
タイのプーケットは有名な観光地なので、旅行者向けのクリニックも何軒かあります。
正直どこが良いのかはよく分からなかったので、滞在していたパトン地区のホテルから徒歩圏内、旅行者向き、英語が通じるクリニックをGoogle先生にお尋ねし、割とちゃっちゃと対応してくれそうな「ザ・ツーリストクリニック」(The Tourist Clinic)で受検することにしました。
住所 : 188 15-17 Thawewong Rd, Tambon Patong, Amphoe Kathu, Chang Wat Phuket 83150 タイ
こちらのザ・ツーリストクリニック、Email とLINEのアカウントをお持ちなので、これらを使って予約申し込みが出来ます。
※LINEの場合、タイ時間の7:30~22:00までチャット対応可能
私は返信が早そうなLINEで予約してみました。
まずこのザ・ツーリストクリニックのLINEアカウントを友だち登録してメッセージを送ります。
この時必要な情報は以下の通り。 この「日本に入国するために」の部分が重要です。 というのも、検査証明書(検査結果が陰性であれば陰性証明書)ならどんなフォーマットでも良いわけではなく、日本の厚生労働省が推奨しているフォーマットで発行してもらう必要があるからなのです。 ※必ずしもこのフォーマットでないとダメ!ということではありません。但し、任意のフォーマットを使用する場合は下記8項目を明記する必要があります。 加えて、日本に帰国するフライトの情報を知らせます。 私はプーケット空港→チャンギ空港(シンガポール)→羽田空港のルートだったので、 Dec.xx Phuket(HKT)10:10 → Singapore(SIN)13:05 SQ725 12月〇〇日 プーケット(空港コードHKT)10時10分発→シンガポール(空港コードSIN)13時5分着 シンガポール航空725便 Dec.xx Singapore(SIN)22:20 → Haneda(HND) Dex.xx 05:55 NH844 12月〇〇日 シンガポール(空港コードSIN)22時20分発→羽田(空港コードHND)12月〇△日5時55分着 全日空844便 という感じでお知らせしました。 すると30分もしないうちに返信が! ぬるまゆ さらに、クリニックの地図と共に クリニック担当者 とのメッセージが。そして、 クリニック担当者 クリニック側から出国の72時間前の範囲で来院日時を指定されます。今回、日にちは指定されましたが時間はいつでも良いとのこと。 私は「では、当日朝10時頃に伺います」と返信しておきました。 なお、LINEには記載がなかったですが来院時はパスポートが必要になりますのでお忘れなく。 クリニックから指定された日の当日。 パトンビーチを横手に見ながらプラプラ歩いてやってまいりました、ザ・ツーリストクリニック。 でっかい看板が設置されているので見逃すことはないと思います。非常に分かりやすい! 外観はこんな感じでございます。 10時の予約でしたが、到着したのは9時半過ぎ。ちょっと早いけど中に入ってみました。 ※日本語での案内はありませんが、簡単な英語で問題ないと思います。 ぬるまゆ クリニック担当者 クリニック担当者 ぬるまゆ クリニック担当者 とクリニックのスマホを渡されました。 その場で自分のメールアドレスを入力し、お姉さんに渡すと クリニック担当者 とのこと。自分のメールを確認すると「TEST」と記載されたメールが届いていましたので、メールアドレスの確認手続きはこれで完了です。 ぬるまゆ とお願いしたら、 クリニック担当者 とのこと。 さすが「ツーリストクリニック」とだけあって各国の指定フォーマットに対応して下さるんですね。 そしてお支払い。※LINEやメールで予約しておくと200バーツお得になるんです! <予約なしの場合> PCRテスト(24時間以内の検査結果)2,490バーツ + 検査結果証明書(陰性であれば陰性証明書)100バーツで合計2,590バーツ <予約ありの場合> 同条件で合計2,390バーツ クリニックに置いてあったパンフレット👇 *「Fit to Fly Medical Certificatate」とは「検査証明書」のことです LINEで提示された金額👇 200バーツお得になると喜んでいたのもつかの間、私は現金の持ち合わせがなかったのでカードで支払う旨伝えたところ、手数料(72バーツ)がかかるようで2,462バーツになるとのこと。 ここは現金を準備しておいた方が良いですね。 支払いを済ませたらすぐに検査です。 受付のお姉さんだと思ってた女性がなんとドクターだったようで、その方が検査して下さいます。 受付の奥にあるこちらの部屋に通され、手前の白い椅子に座ります。 検査方法はドクターによる細長い綿棒を使っての鼻ぬぐいと口の中ぬぐいの2種類。1分ほどで終了です。はやっ! 検査が終わるとドクターから説明があります。 ここで原本の必要性についてなのですが。 厚労省の検疫手続き確認センターにメールで聞いてみました。回答は以下の通り。 朝10時前に検査を終え、メールで結果が届いたのが18時過ぎ。私の場合は8時間でメールが届きました。 結果は陰性。メールにPDFファイルが3部添付されており、そのうちの1部が日本の厚労省指定のフォーマットで作成された証明書です。 陰性良かった!しかも無事に日本の厚労省推奨フォーマットで届いた!! が、喜ぶのはまだ早い! 記入必須項目に漏れがないかしっかり確認してください。赤い印の項目とドクターのサイン(一番下)が記入されていればOKです。万が一漏れがある場合はすぐにクリニックに連絡し、作成し直してもらう必要があります。 記入漏れなかった!良かったよー!って気持ちになりますが、 まだまだ喜ぶのは早い!! 最後に、このPDFをVisit Japan Webの「検疫手続(ファストトラック)」にアップロードまで済ませることで、自分で行う手続きはすべて完了となります。 ※検査証明書のアップロードが完了すると「審査中」と表示され、黄色の画面になります。 ここから検疫手続きセンターの審査が入り、無事審査が通ると「審査完了」となり画面が青色になります。 ここまで来たらもうこっちのもんです。おめでとうございます! 引き続き感染予防対策に努めながら、残りの旅をゆっくり楽しんで下さい☺️ 日本の空港に到着したら、検疫場所でVisit Japan Webの「検疫事前登録」の画面に表示されているQRコードを専用の機械に読み取らせれば検疫手続き完了です。 ※万が一のために、QRコードはスクリーンショットを撮っておくと良いでしょう。 結局私も検査証明書の原本を確認されることはなかったので、無理にクリニックに再来院しなくて良かったです。ただ、これもあくまで結果論ですので、その辺りのご判断はご自分でなさって下さい。 タイ・プーケットで受けたPCR検査の様子と検査証明書が発行され、その後どのような作業が必要なのかをレポートしました。 繰り返しになりますが、 来院時は必ずパスポート持参!支払いは現金がお得です。 言葉が不安であれば、厚労省指定のフォーマットをプリントアウトしたものを持参し「このフォーマットで」と指差しで伝えれば確実ですね。 どなたかのお役に立てれば幸いです。1. 日本に入国するためのPCRテスト受検を予約したい旨を伝える
2. 日本に帰国時のフライトの日時・便名を知らせる
②クリニックに来院して受検の手続き・支払いを行う
③PCR検査を受ける
④結果を受け取ったら直ちにVisit Japan Webにアップロードする
⑤日本に帰国したら空港に設置されている専用の機械でQRコードを読み取る
⑥まとめ