飛行機の座席確認方法はこちら

【穴場】宮古島から15分、神の住む島『大神島』へ行ってきました

大神島ってご存知ですか?

宮古島から船で15分ほどで行ける島なのですが、あまり知られていないように思います。

今回は今年(2021年)の4月に訪れた、宮古の隠れたパワースポット、大神島の様子をお届けします。

大神島ってどこにある?宮古島から船で15分で行けるんです

大神島?それどこ?って、思われた方。大神島は宮古島市内にあります。

市内とはいえ、船に乗るんですけども。

宮古島の北部にある島尻港(砂山ビーチから車で10分)から定期船で15分ほどで行ける島です

また、大神島は「神の住む島」と呼ばれており、集落以外のほとんどのエリアが聖域とされ、観光客は聖域内への立ち入りを禁止されているという、人口20名ほどの謎多き島でもあるのです

 

去年、宮古島滞在中に立ち寄った「道の駅みやこ」で美ら海カレンダーに、とっても綺麗な遠浅のビーチの写真が載っていたのをたまたま見かけたんです。

なに、このビーチ!!大神島?!初めて聞く名前・・・

ぬるまゆ

これが大神島を知ったきっかけでした。

宿泊していたホテルのスタッフさんに大神島のことを聞いてみたところ、

ホテルのスタッフさん

日帰りでも充分まわれますよ~。私もすごく好きな島です♬

宮古島=大神島間の定期便フェリー『スマヌかりゆす』に乗船

なんだかちょっと怖いような気もするけど、地元在住の方がおっしゃるなら間違いない。次回の来島時に絶対行こう!と心に決めて、4月にやってきました。まずは島尻港に。

市内から島尻港までのアクセス方法はレンタカーが一番早くて便利です。

島尻港のフェリー乗り場前に15台くらい停められる駐車場もあります。

宮古島市役所前から島尻港まで八千代バスが運行していますが、本数が少ない(2時間に1本)のであまりオススメできません。

島尻港の大神海運さんで切符購入

フェリー乗り場前に一畳分くらいの小屋発見。大神海運さんの切符売り場です。

中にお姉さんがおられるので、ここで切符を購入します。

夏季(4月1日~9月30日)は1日5往復運航中。今回は島尻港を11時に出発するフェリーに乗ります。

※緊急事態宣言発出に伴い、~7月11日までは1日3往復に減便中。減便中の運航スケジュールは以下のとおり↓↓↓

  • 島尻港発 8:30、13:30、15:30
  • 大神港発 8:00、12:00、15:00

切符は片道350円。往復で購入すると670円と30円お得になります。(7日間有効)

往路、復路とも予約の必要がないのでご自分のスケジュールに合わせて好きな時間の便に乗ればOK。混雑で乗れないということはまずないと思います。

注意
乗船時はマスク着用必須。マスクを着用していない人は乗船できません!

これがスマヌかりゆす。小さい船です。10時50分頃になり乗船開始。

大神島に向けて出発

スマヌかりゆすの船内。

外のデッキにも少し席があるものの、全部で20席ほどのこじんまり仕様です。

この日の乗客は、大神島の島民らしき方を含め6名ほどでした。

11時に出航!乗船時間は15分ほど。船酔いする間もないくらいの短い乗船時間ですが、心配な方は酔い止めを飲んでおくとよいでしょう。この日は風が強かったですが、揺れはさほど気になりませんでした。

生憎のお天気ですが、海の色が少しずつ変わってきましたよ!

あっという間に大神島に到着です。お天気も回復してきました。

大神島に到着。島内を散策してみます

大神島の主と化しているこちらのワンコ。港近くにある食堂で飼われている子です。

船が港に着くと毎回お出迎えに来てくれるのだそう。かわいい♬

大神島を訪れる前に、大神島を訪れた方々の旅行記ブログの記事をいくつか拝読したのですが、結構な確率でこのワンコが登場しています。

港入口で入島料100円をお支払い。

島の見どころその① 港の堤防沿い

到着して早々、港の海の色に視線釘付け👀

堤防からの景色!!美しい!!

ちょっと面倒でも堤防沿いは歩いて見ていただきたいポイントのひとつです。

海底の砂地がよく見えますよ。割と浅そうなので飛び込みたくなる衝動にかられます。

さて、島内を散策してみましょう。何度も言いますが、大神島は神聖な島。

これが島の地図なのですが、観光客が立ち入れるのは島の下半分のグレーに塗られている道のみ

MEMO
過去に島内を一周する道路を建設するため、整備工事を始めたこともあったのですが、ブルトーザーの部品が壊れたり、工事関係者や島民が謎の病にかかったことで「島の神の怒りに触れたのでは・・・」と工事を中止したのだそう。怖い。

島の見どころその② 遠見台

島の地図のちょうど真ん中あたりの場所にある「遠見台(トウンパラ)」。島で一番標高の高い75mの山頂にある遠見台からの景色は必見です!

港前ののどかな三差路を北に向かって登って行きます。左手に見えるのは大神島内唯一の食堂。

結構な坂道が続きます。綺麗に手入れされた集落のお庭を見ながら、息を切らせつつ黙々と坂を登っていたところ、ブロック塀の陰にかわいい子発見!

大神島の道沿いにも綺麗な花がたくさん咲いています。ハイビスカスやユリがそこら中に。島民の方々が管理されているのかしら。

港前から歩いて10分ちょっとで遠見台入口に到着。

注意書きにもありますが、遠見台の岩は神様の岩です。昇ってはいけません!

注意
遠見台に限らず、島にあるものを傷つけたり島外へ持ち出ししたりすることはできません。

ここからは階段。結構急でキツイですが絶景のために頑張りましょう!

ほら、この景色!(*’▽’) 頂上はもうすぐそこです。

頂上に到着。お天気が良いとこんな景色が見れます。海のグラデーションが何とも美しい!

お写真では分かりづらいかもですが、正面には宮古島と池間島の間にかかっている池間大橋も見えます。

こちらは港側ですね。島と海の境目の中央あたりにさまざまな大きさの岩が楕円曲線に並んでいるのもよく見えます。

遠見台ではこのように絶景が360度見渡せますよ。

さて、絶景を満喫した後はお昼にしましょう。

あ。この子はさっき見かけた子ですね。

島の見どころその③ 島内唯一のお食事処、おぷゆう食堂

港から徒歩2分。三差路の角に位置する「おぷゆう食堂」さんは、島唯一のお食事処、兼民宿。

ご主人は島のガイドさんでもあります。

お天気が良い日はテラス席がオススメ。見事なオーシャンビューです!(正確には漁港ビュー)

店内にもイートインスペースがあります。

エアコンも効いているので、暑い時期はこちらで涼む方が良いかもですね。

おぷゆう食堂さんのメニュー。「カーキたこ丼って何だ・・・?」

このカーキたこ丼がご主人のオススメとのことだったので、素直に従いました。

しばらく待っていると・・・。やってきました、カーキたこ丼定食、着丼!

「カーキたこ」とは、島の特産物のひとつ、たこの燻製のこと。

この「カーキたこ」を玉ねぎと一緒に炒めて甘辛く味付けし、熱々ごはんにたっぷりのせたどんぶりが「カーキたこ丼」です。カーキたこがおいしい!(歯が悪い方にはオススメしません^^;)

同じく島の特産物である立派なもずくの酢の物、サラダ、お味噌汁がついて1,000円也。

大変おいしゅうございました。ごちそうさまでした!

おぉぉぉ、いつの間にここまで戻って来てたの??かわええのぉ・・・(*´▽`*)

さて、お腹も満たされたので、次は島の西側を散策してみます。

島の見どころその④ 西側に点在するノッチや磯辺の生き物を愛でる

島の地図の西側に、タカマ、カーキヌパー、マウケ、パサマスと謎の名称が並んでいますが、これらは砂浜の名前のようです。

ここ↓は、カーキヌパーあたりでしょうか。

遊歩道を挟んだ両側にノッチと呼ばれる奇形の岩がゴロゴロと点在しています。

海流や海風にさらされて浸食し、現在の形に。

こちらには潮溜まりができていて、池みたいになっています。

こちら側は波が強いんでしょうね。今にも倒れそうなキノコのような形をしたノッチがたくさん。

透明度の高い水辺をのぞき込んでみると、真っ青な熱帯魚や

大きなカニがワサワサ!

この砂地。よく見ると赤いツブツブみたいなのがたくさんあるの分かります?

この赤いツブツブの正体もカニなんです。しかもドぎつい色彩のカニ!すごい柄だな・・・。(個体差あり)

ちょっとでも近づこうものならあっという間に砂の中に隠れてしまいますが・・・

西側の端っこまで来たので、来た道を戻ります。

風が強いのでお天気がコロコロ変わります。

ここはタカマあたりかな?

訪れた時間帯はだいぶ潮が引いていましたが、私が美ら海カレンダーで見た大神島の綺麗なビーチはおそらく満潮時のこの辺りのビーチなのでは?と思っています。満潮の頃に再訪してみたい。

ほぼ干上がっていますけど綺麗な海。沖寄りではもずくが養殖されていました。

島の見どころその⑤ 東側の多目的広場で休憩しながらカミカキスを鑑賞

さて。港前の三差路に再び戻ってきました。

そうそう、観光客が使用できるトイレは島内に2か所しかありません。この案内の指す場所と港前の2か所のみです。

最後に、島の東側を散策してみます。東側も変わった名称が並んでる・・・。

東側にもノッチがゴロゴロ。でもこちら側のノッチは西側ほど浸食が進んでいない印象。

防波堤があるから波の影響をあまり受けないのでしょうか。

海に降りる階段があったので降りてみることに。

ここの潮だまりにも熱帯魚が泳いでいました。水が本当に綺麗。

さらに東に進むと、大神島多目的広場に着きます。

右側の建物が東屋風の休憩場所、左の小さい建物が公衆トイレ(車椅子でも利用可能)です。

また曇ってきちゃいましたが、多目的広場前にはカミカキス(実際「ス」は小文字で書きます)と呼ばれる、大小さまざまな大きさの岩が楕円曲線上に並んでいる場所があります。

先ほど遠見台から見えていたのがこのカミカキスです。

このカミカキス、自然にできたそうなのですが、ちょうど天然のプールみたいになっています。

東側の端っこまで来ました。ここも階段があって下に降りられるようになっています。晴れてたら綺麗だっただろうなぁ。

ここは「ンナパズ」と呼ばれるエリア。大神島の場所の名前難しすぎます。

暑い中、マスク着用しっぱなしで結構歩いたのでちょっと疲れました。

船が出る時間までまだ少しあるので、再びおぷゆう食堂さんに立ち寄り、かき氷で休憩。

昔懐かしい感じの素朴なかき氷、250円也。うんまい!汗が引いていきます。

数時間の滞在でも充分楽しめる大神島

しばらくおぷゆう食堂さんで休憩し、大神港に戻ってきました。

4時間ほどの滞在でしたが、小さい島なのでのんびりゆっくり回っても十分楽しめましたよ。

おぷゆう食堂さんのワンコ再び。

今度はお見送りに来てくれたのね。ありがとう。また来るね!

15時10分、大神港発のスマヌかりゆすに乗って島尻港に戻りました。

まとめ:島民のガイドツアーやシュノーケルツアーも開催しています

神の住む島、大神島。

他の島では体験できないような、独特の不思議な魅力を感じました。パワースポットと呼ばれているのも納得。

立ち入りできない場所も多く、謎めいた島であることもそう感じる要因なのかも知れません。

さらに大神島を楽しみたい方は、

  • 島のガイドさんに案内してもらう
  • シュノーケルツアーに参加する

などいかがでしょう。

立入禁止エリアに入り込まないよう気を付けながら自分たちだけで島内を散歩するのも楽しいのですが、島のガイドさんに島のルールや歴史、伝統について案内してもらいながら島内をまわる方法はホテルのスタッフさんもオススメされていました。

また今回は海には入りませんでしたが、シュノーケルツアーに参加すれば、ボートで沖の方にある穴場のスポットに連れて行ってもらえるそう観光客も少ないので、元気で色鮮やかなモリモリ珊瑚や熱帯魚が見れるのだそうです。

ご興味のある方はぜひトライしてみて下さい♬

おまけ

お時間に余裕があれば、島尻港のすぐ近くにある島尻購買店もぜひのぞいてみて下さい。

なかなか面白いものを販売していますよ( *´艸`)